2013年8月7日水曜日

最高の統計を披露の英文日本語訳と感想

Hans Rosling: Stats that reshape your worldview
ハンス・ロスリング 最高の統計を披露
http://www.ted.com/talks/pattie_maes_demos_the_sixth_sense.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/hans_rosling_shows_the_best_stats_you_ve_ever_seen

【キーワード抜粋】
・学生たちは いまだ世界を「我々」と「彼ら」に分け 我々「西欧世界」 彼ら「第三世界」と考えている

・1962年には工業国は 小家族で長寿。発展途上国は大家族で比較的短命
 しかし、現在 長寿で小家族 私たちの世界は全く違ったものになった

・今日 2003年のベトナムの平均余命と 家族の大きさは 1974年の米国と同じ水準になった

・データを見なければ アジアの著しい変化を 過小評価することになる

・アジアでは 経済の変化の前に 社会の変化が現れている

・もはや豊かな国と貧しい国の間にギャップはない。
 小さな谷がありますが ずっと途切れなく分布している

・発展途上国という概念は  非常に疑わしいこと

・世界の問題はアジアの貧困だった

・アジアでは 何億という人々が貧困から抜け出し
 別なところで 貧困が進む

・今後の予測では世界は分断されておらず ほとんどの人が真ん中に位置する

・私たちが信じているのとは異なり、 データはみんなが思うより有効

・でも平均データを使うのは危険があり、国の中にも大きな差がある

・世界の改善は それぞれのコンテキストに合わせる必要があり
 大きな地域でくくるのは不適切

・国連も 国の統計機関も 大学も その他の非政府組織も
 データを持っているというのに、データは有効に使われていません

・高い値段を付け 変なパスワードをかけ  退屈な統計データを表示するだけ

・本当に必要なのは検索機能

・データを検索可能な形にして公開し 自由に検索できるようにしなければならない

・様々なデザインツールを使い 絵として見られるようにすること

・データベースを無料化し  検索可能にすることで
  クリックするだけで グラフに変えて 即座に理解できるようになる

・インターネットにアクセスする ユーザ数が 国の経済力に対応している

【感想】
データを検索可能にして、多くの人が自由に検索できるように
そして、それを誰もが見てわかるようなデザインに変えてやる。
この動画での重要な部分はここだと思います。

素朴な表のデータから現状を分析できるのは専門家や学者くらいでしょう
しかし、専門家や学者といった人間は自分の興味に特化した人が多く
自分の興味のある分野の問題を解決するためにしかそのデータを活用しません。
データの見方はわからないけど、そのデータを必要としている者
まるで学者のように奇怪なことに興味をもち新しい検索条件でデータを見たがる者
そういった多くの人達が埋もれているはずです

インターネットが出来た頃であれば、データを公開するだけで十分でした。
しかし、さらに多くの問題を解決し、多くの世界の人が豊かになるためには
そのデータを多くの可能性ある人間が活用できる状況を作り
情報を共有し、認識することで新たな問題解決法が生まれるものだと思います。
その為に、誰でも検索でき、誰もがわかるデザインという考えが
今の世の中にはぴったりで必要であると感じました。

この動画の中で、健康と経済力の関係もグラフ化していました。
その中で、健康を底上げしたほうがそれ以降の経済力の伸びが著しいと分析されています。
日本ではどうなのだろうか?
日本は経済力があり、健康に関しても安全な食材が揃い、長寿国家でもあります。
その反面、自殺者が多く、仕事や学校などで精神的なストレスを抱えた者が
自ら命を絶って、結果として貴重な人材を失うことに繋がっています。
そこまで至らなくても、精神的ストレスにより
モチベーションも上がらなくなり仕事の効率が下がり
それが、現在の世界の中で経済的に伸び悩んでいる問題点ではないか?
と感じました。(当然、仮説、ただの推測ではありますが)

この辺を解決するような社会システムに変えていくことで
今後日本が経済的に再度飛躍するようなことにならないかなー(推測)

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