2013年6月25日火曜日

やる気に関する驚きの科学の英文日本語訳と感想

ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」
http://www.ted.com/talks/dan_pink_on_motivation.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/dan_pink_on_motivation

やる気に関する驚きの科学

【キーワード抜粋】
・成功報酬的な動機付け―If Then式に 「これをしたら これが貰える」というやり方は 状況によっては機能するが
 多くの作業ではうまくいかず 時には害にすらなる

・21世紀的な作業には 機械的なご褒美と罰というアプローチは 機能せず うまくいかないか 害になる

・答えが目の前に転がってはいないから周りを見回す必要がある

・報酬は視野を狭め 私たちの可能性を限定してしまう

・ホワイトカラーの仕事には 右脳を使ったクリエイティブな発想が必要となる種類の仕事が増えている

・If Then式の報酬は― 企業の多くはそうしていますが― 機能しない

・タスクが機械的にできるものである限りは 報酬は期待通りに機能し 報酬が大きいほど パフォーマンスが良る

・しかし認知能力が多少とも 要求されるタスクになるとより大きな報酬は より低い成績をもたらす

・金銭的なインセンティブは… 全体的なパフォーマンスに対しマイナスの影響を持ちうる

・あまりに多くの組織が その決断や 人や才能に関するポリシーを 時代遅れで検証されていない前提に基づいて行っている

・新しい運営システムは 3つの要素を軸にして回る
 ①自主性: 成長 目的 自主性は 自分の人生の方向は自分で決めたいという欲求
 ②成長; 何か大切なことについて上達したいということ
 ③目的: 私たち自身よりも大きな何かのために やりたいという切望

・マネジメントは永久に機能し続けない

・服従を望むなら 伝統的なマネジメントの考え方は ふさわしい、参加を望むなら 自主性のほうがうまく機能する

・「20パーセントの時間」エンジニアは仕事時間の20パーセントを 何でも好きなことに使うことができ
 Googleでは よく知られている通り新製品の半分近くが この20パーセントの時間から生まれている


・ROWE (Results Only Work Environment) アメリカのコンサルタントたちにより考案され実施している会社がある
 人々にはスケジュールがなく、ただ仕事を成し遂げればいい
 結果として、生産性が上がり、雇用期間が長くなり、社員満足度が上がり、離職率が下がる

・1.20世紀的な報酬 ビジネスで当然のものだとみんなが思っている動機付けは 機能はするが驚くほど狭い範囲の状況にしか合いません
 2.If Then式の報酬は 時にクリエイティビティを損なう
  高いパフォーマンスの秘訣は 報酬と罰ではなく 見えない内的な意欲にある

【感想】
これは動機付けのお勉強ですね。
外的動機付け、内的動機付け、時代の流れによりチーム管理では外的→内的へのモチベーションを高めるシステムが
今後増えてくるのでしょう。管理職の人は動機付けを知ることでチームの実績があがりそれは自己の評価アップへとつながる。

努力すれば良くなるという単純な考えは外的動機付けのモチベーションを挙げるための口実であると思います。
まさにアメとムチという伝統的な考えに従うようなやり方ですが
結果がでないのは努力が足りないからだと、孤独に耐えてもっと時間をかけて耐え忍び、我慢して、死の物狂いで必死になって・・・。
漫画にもゲームにもよくありますが、相手が強くて1回負けて、修行して相手より強くなってを繰り返すようなストーリー。
今の問題はそんなストレートなものは少ないのでしょう。

今の教育ではアメとムチのような努力して目の前のことに集中して勉強しての成績を評価する形式で
管理する側も、される側も昔のような外的動機付けのやり方に慣れており
内的動機付けの知識やその活用方法、効果が身近に感じれないのだと思います。
クリエイティブな問題が増えてきた現代においてはそういったやり方では
お互いが首を絞めて業績をあげることが出来ないという結果になってしまう。
若者の離職率が高いのはそういった点もあるかもしれません。
結果がでないのは、努力が足りない、忍耐力が足らない、毎月残業何百時間としろ、休み返上で出勤
こんだけ頑張っているのに結果がでない、ムチばかりでアメがもらえないのかもしれません。
それで、目的の改めて深く考えだすようになり、意味があるのか? 成長していないと感じ
転職を考えたり、辞めてしまう人が多いのではないでしょうか

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