2013年11月25日月曜日

ゲームで築くより良い世界 の英文日本語訳と感想

ジェーン・マゴニガル 「ゲームで築くより良い世界」
Jane McGonigal: Gaming can make a better world
http://www.ted.com/talks/jane_mcgonigal_gaming_can_make_a_better_world.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/jane_mcgonigal_gaming_can_make_a_better_world

【キーワード抜粋】
・現実において世界を救うことを
 オンラインゲームの中で世界を救うのと
 同じくらい簡単にするということ

・私たちは オンラインゲームに 週30億時間 費やしている

・世界の危急な問題の解決には 週30億時間のゲームプレイでは不十分

・私たちが飢餓や 貧困や 気候変動や 国際紛争や 肥満といった 問題を解決しようと思うなら
 2020年までに オンラインゲームを 少なくとも週に210億時間 するようになる必要がある

・エピックウィンというのは 際立って良い結果のことで 達成するときまで
 それが可能だとさえ思ってなかったようなこと

・なぜゲームでは実生活よりうまくいくのか

・ゲームの世界にいるときに 最高のバージョンの自分が現れる

・すぐ手の届くところに協力者が 山ほどいる
 壮大なストーリーがある。自分の存在と行動に意味を与える物語。 

・ポジティブなフィードバックがある
 レベルアップとか 力+1 知性+1といったもの

・協力的オンライン環境の持つ問題は
 エピックウィンの間際にいる 満足感があまりに強いため 全ての時間を ゲームの世界で 費やすようになる

・平均的な若者は21歳までに オンラインゲームで1万時間を 費やす
 10,080時間というのは 小学5年から高校卒業まで 無欠席の場合に 学校で過ごす時間

・ひたむきに勉強を1万時間するなら それに関して名人になります

・「ゲーマーが上達させるのは正確にどういう面なのか?」

・次の10年でゲーマーが10億人増える

・楽観的即行は 問題にすぐ取り組みたいという欲求と
 成功の見込みは十分にあるという 信念が結び付いたもの

・ゲーマーはいつもエピックウィンは可能と思い
 いつだって すぐにチャレンジする価値がある信じている

・ゲーマーは緊密な「縦横のネットワーク」を作り上げる達人

・ゲームを一緒にした後は その相手のことを
 より好きになるという興味深い研究がある
 一緒にゲームすることは 絆と信頼と協力を生み出す

・人類は 難しく意味深い仕事をするよう 最適化されている
 適切な問題さえ与えられれば ゲーマーは常に熱心に働く人々

・ゲーマーは人類とか地球というスケールの物語における
 畏敬の念を起こさせるようなミッションに打ち込むのが好き

・ゲーマーというのは強い力を与えられた 希望に満ちた個人

・「我々が目の当たりにしているのは 仮想世界とオンラインゲーム環境への
  大移動であると言って差し支えない」

・私たちは現実の苦難を忘れるためにゲームを使っている


【感想】
現実世界の人類の危機となるような課題を
ゲームをすることによって解決していくという考えについて
説明している動画です。

説明の中でゲーマーの特性について語っています。
ゲーマーの良い面と悪い面の二つが存在するといっています。

悪い面においては
若者がオンラインゲームで21歳までに1万時間を費やしているということです。
これは、簡単にこの時間を何か役に立つことに使っていればという後悔を生むでしょう。
また、ゲームで得られる達成感が大きいため、現実世界において興味が薄れていく。
ゲームの世界のこと以外に興味がない、そういった考えになってしまうということ。

良い面においては
ゲーマーは、仮想世界の中ではチャレンジ精神が大きく、達成したいという強い欲求を持っている。
ゲーアーは、仮想世界の中でのネットワークを形成するのに長けており、協力関係を築ける
ゲーマーは、スケールが大きく、危機的な問題をストーリーに没頭して解決するのが好き

ネットワークゲームが当たり前となった世の中で
小さい頃から仮想世界に大量の時間を費やしているのが現実です。
そのパワーを現実世界の課題解決に移せないか?という取り組みは斬新だと思います。

たとえゲーム内であっても
探究心、集中力、課題解決力、協調性などなど
多くの能力を持ち、人間離れしたプレイをするゲーマーもいます。
そのパワーを活かせれば、確かに、たとえ困難な課題であっても
チャレンジして解決できるのではないかと思わせます。

今後、さらにゲーマーが増えるということで
こういった仮想世界のもの、もしくはインターネットの世界のものを
現実世界へと移すようなゲーム構成が期待されていくのではないでしょうか?

社会運動はどうやって起こすか の英文日本語訳と感想

Derek Sivers: How to start a movement
デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」
http://www.ted.com/talks/derek_sivers_how_to_start_a_movement.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/derek_sivers_how_to_start_a_movement

【キーワード抜粋】
・最初のフォロワー(追随者)が重要な役割を担っている

・最初のフォロワーというのは 過小評価されていますが実はリーダーシップの一形態
 最初のフォロワーの存在が 1人のバカを リーダーへと変える

・集団というのはニュースになる

・新たなフォロワーたちは リーダーではなく フォロワーを真似る

・みんな集団に入ろうとします加わらない方がかえって バカにされるから

・全員がリーダーになるべきだと よく言いますが それは効果的ではない

・本当に運動を起こそうと思うなら ついて行く勇気を持ち  他の人達にも その方法を示すこと

【感想】
社会的な運動、ブームは形成される方法を説明している動画です。

ブームを作るうえでこの説明から3つのタイプの人間が存在すると推測できます。
・最初に始める人(リーダー)
・協力者(最初のフォロワー、初期のメンバー)
・フォロワー(流れに乗りたい人)

最初に始める人は、好奇心旺盛で思い切りがよくとりあえずやってみたいと思う人でしょう。
協力者は、同じ考えのメンバーを探しており、人の為に力を尽くせて思いやりのある人
フォロワーは、流行に敏感であまり理由にはこだわらずに参加してくれる人

と言う感じで分けられるのではないかと思います。
社会的な運動であれ、コミュニティーであれ、何か大きなことをしようとした場合
それぞれの役割が揃って初めて、周りに影響力をあたえる活動ができるということでしょう。

協力者というのはある程度の理由や共通の考えがないと集団に参加しない性格の人が多いでしょう。
こういったタイプはフォロワーにはなりきれない。
フォロワーも重要だと思います。

Photosynthを実演説明の英文日本語訳と感想

Blaise Aguera y Arcas: How PhotoSynth can connect the world's images
ブレイス・アグエラ・ヤルカス Photosynthを実演説明
http://www.ted.com/talks/blaise_aguera_y_arcas_demos_photosynth.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/blaise_aguera_y_arcas_demos_photosynth

【キーワード抜粋】
・Microsoft社にもっていった新テクノロジー
 膨大な量の ビジュアルデータを操作可能にする環境

・本物の印刷版の雑誌や新聞を読む 楽しい経験を与えてくれる

・新聞や雑誌というのは 本質的に多重スケールの メディア

・これによりポップアップなど 不必要なガラクタをなくせれば

・携帯電話のカメラから プロ用の一眼レフまでの 多数の写真を
 この環境でつなぎ合わせている

・データをあらゆる人から得ている

・全ての写真がリンクされることで 新たなものが現れる

・人々が利用するにつれ複雑に成長
 ユーザーが利用するにつれ利点が 大きくなる

・みんなの写真が作る仮想空間の中で
 様式やユーザーの垣根を超えた 社会的体験ができる

・世界中の誰でも全ての写真を共有し リンクできるようになる

・ウェブ上のテキストは その画像が何であるかについて多くの情報を持っている


【感想】
膨大な写真画像を関連させてつなぎあわす技術 Photosynthの説明動画です。

グーグルアースで地図上でマウスのホイールを回すと
拡大してさらに詳細な画像がズームイン、ズームアウトしながら見れる
といったものに使われている技術でしょうか。
また、実際に街で歩いたり車に乗ったりしているように
街の外観の写真をつなぎ合わせた奴もありますよね。アレでしょう。

この技術の素晴らしさは実際に動画で見たほうが早いですね。
なかなか文章では説明しにくいものがあります。

この技術の着眼点は
膨大なデータを扱うという点と
世界中で投稿されている写真をつなぎ合わせる点
この二つからさらに有効な情報を表現、取り出すという所ですね。

ネット上に日々画像や動画、文書などが投稿されます。
それらは人類が共同で蓄積して有効活用するための素材でもあります。
ネットが生まれたのは人類の歴史からみると極最近であり
今後、何十年、何百年とデータを蓄積していけば
人類にとってよりよい情報検索をできるようになり
それが人類の技術の進化を促進されるのではないかと思います。

100年前の画像、動画は希少なものですが、
1万年後の将来の人類は今の鮮明な画像、動画を見て
その時代の情報を知ることができるのでしょうね。
1万年分のデータと考えると検索するのにも一苦労しそうですが
その頃には検索スピードも何百倍となっているのでしょう。
ビッグデータを扱っていく技術は今後も重要な課題になりそうです。

嘘と真実とiPodのマジック の英文日本語訳と感想

Marco Tempest: The magic of truth and lies (and iPods)
マルコ・テンペスト「嘘と真実とiPodのマジック」
http://www.ted.com/talks/marco_tempest_the_magic_of_truth_and_lies_on_ipods.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/marco_tempest_the_magic_of_truth_and_lies_on_ipods

【キーワード抜粋】
・テクノロジーを使って イルージョンを生み出す

・マジシャンは唯一正直な職業
 欺くことを約束し その約束通りにする

・男性は 女性の倍も嘘をつくそうです

・古代中国の武将だった孫子は
 戦争はすべて嘘に基づいている と言っている。

・ギャンブル中毒者は 自己欺瞞の専門家

・嫌な体験はすぐに忘れてしまう
 私たちがこうも楽天的でいられる理由

・芸術は最大の欺きである
 芸術というのは 本物の感情を生み出す欺き
 真実を作り出す嘘


【感想】
iPodを使ったマジックを披露しながら嘘と真実、欺くことについて説明する動画です。

嘘をついたことがない人間はいないでしょう。
本当のことを隠そうとなにかしら嘘でカモフラージュしているはずです。
それは人との付き合いでも同じです。
しかし嘘であってもそれを喜んだり、楽しんだりすることができます。

ついていい嘘とついてはいけない嘘。
それを見分けることも一つ重要な処世術かもしれません。

子ども達に食の教育を の英文日本語訳と感想

Jamie Oliver: Teach every child about food
ジェイミー・オリバー 「子ども達に食の教育を」 (TED Prize授賞講演)
http://www.ted.com/talks/jamie_oliver.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/teach-every-child-about-food

【キーワード抜粋】
・18分お話している間に 4人のアメリカ人が 死ぬのです 食が原因

・人生の最良の部分へと 結び付ける 家庭の中心に 食の持つ力がある

・過去4世代の大人達が 子ども達に与えたもの それは 親よりも短い 寿命

・原因は私たちが子どもに 与えている食べ物

・食に関する病気が 今日のアメリカの 一番大きな死因

・現代的食生活になって 3世代目の彼女は 正しい食生活を知りません

・問題は 肥満や食生活系の病気は 当人を傷つけるだけでなく
 すべての友人や家族 兄弟姉妹に影響する

・過去30年において この国を損なう何があったか?
 それは現代的な生活様式

・ファストフードは国中を 乗っ取り
 加工食品で 添加物など余分な成分で いっぱい
 食事の量、食品表示も大きな問題

・砂糖だらけのモノを「低脂肪」と 宣伝する

・10%の医療費が 肥満に充てられそれが2倍になる

・小中学校で 子どもに食育を行うよう 定められていません

・1時間の授業2回で 子どもに学校で 食の教育を与えればいい

・この問題が違うのは 予防可能ということ

・食の大使を全てのスーパーに 配置するくらい やって欲しい

・子どものための新鮮で適切な食事の 基準が必要

・卒業までに 生きていく力になる レシピ10種を 覚えること

・1人ひとりの努力が 違いを生み出すということを 皆が自覚する

・アメリカがやれば 他の国々も続きます

【感想】
現代の子供は間違った食の教育をされており、それは子供の寿命を縮めている。
国や周りの人々がそれを意識して改善していかなければならないと説明している動画です。

死亡原因で一番大きいのが食に関すること。
とくに肥満はさまざまな成人病への引き金になります。
肥満につながる糖分、脂肪。また肥満がさらに運動不足を招きます。

これは子供のときもそうですが
子供のときはそれなりに周りが健康を考えて食事を与えられます。
その後、大人になると自分で食事を選ぶことができるようになります。
栄養バランスを考えないとファーストフードで
自分の好きなものばかりを摂取して栄養が偏りがちです。
これも食の教育、知識が不足しているためだと思います。

特に体調を崩した後にそれに気が付くことになります。
しかしその時にはすでに手遅れになっているケースもあります。

体というのは良く考えると不思議な仕組みをしています。
食べ物を摂取するだけで心臓が動き、脳が働き、体を動かすのです。
車にジュースを補給しても走りません。ガソリンが必要です。
でも人間はいろいろなものを選んで食べます。
適当に食べて正常な機能を保てるのでしょうか?
やはり必要な栄養素を摂取しなければいけないでしょう。

頭を使う仕事であれば知識、体を使う仕事であれば体力
どちらも大事でそれらをベースに考えがちです。
でも基本となるのはそれを維持するためのエネルギーの提供である食事です。
朝起きたら脳が記憶する部分のエネルギーが不足していて
昨日のことを忘れてしまっていたら恐ろしいと思いませんか?
我々はもっと食事に気を使わなければならない。

Wii リモコンHack の英文日本語訳と感想

Johnny Lee: Free or cheap Wii Remote hacks
メグ・ジェイ: ジョニー・リーが披露するWii リモコンHack
http://www.ted.com/talks/johnny_lee_demos_wii_remote_hacks.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/johnny_lee_demos_wii_remote_hacks

【キーワード抜粋】
・探求に実際に参加したり技術の恩恵を受けられるのはごく一部の人に限られる

・研究がエキサイティングになるのは
 技術に ずっと多くの人が 触れられるようにする簡単な方法を 見出したとき

・50 ドルほどのハードで 自分のホワイトボードが作れる

・ソフトウェアは私のWeb サイトに置いてあり 自由にダウンロードできる

・やりたいことの80% が1% のコストで 実現できる

・YouTube は 一個人が自分のアイデアを
 世界に広める方法やスピードを 根本的に変えました


【感想】
wiiリモコンを改造して対話的ホワイトボードや
画面ないの3D画像とリアルの動きを連動させる方法を説明する動画です。

こういった技術はおそらく他で研究されたり、実際に使われているのでしょうが
重要なのはそれをWiiリモコンから格安で改造できるという点です。
こういう点に着眼して実際にハックしてみるというチャレンジ精神が素晴らしいですね。

またこのアイデアを動画で拡散することで
新たなハックが作られ公開されていくという流れも
このような技術が評価される重要な点です。
この方も恐らく、他のハック関係の動画などを見つつ
実際にやってみたんだと思います。

昔なら、この人のアイデアは自分の身内だけで留まっていたかもしれません。
もう古いかもしれませんが、情報を共有、シェアする。
ネットの普及で人類の技術革新は爆発的に進んでいるのでしょうね。

30歳は昔の20歳ではありませんの英文日本語訳と感想

Meg Jay: Why 30 is not the new 20
メグ・ジェイ: 30歳は昔の20歳ではありません
http://www.ted.com/talks/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20

【キーワード抜粋】
・ 結婚を考えるのは 結婚するような相手に会う前が 最適

・30歳が昔の20歳では 無い

・20代の若者全般が キャリアや家族 未来などについても
 こんな風に静観して過ごすのが 真の問題で重大な影響を及ぼしている

・20代が本当に重要

・人生を決めてしまうような 出来事の80%が 35歳までに起こる

・キャリアの最初の10年間が その後稼ぐであろう金額に 指数関数的に影響

・脳は 20代のうちに成人期に向けて
 配線し直されると同時に人生最後の二回目の成長をし ぐんと伸びて仕上がり

・性格についても 20代ほど 変化を見せる時期はありません

・20代は成人発達の重要な 期間

・文化として 私たちは成人期を形成する上で 最も重要な十年間を軽視してきた

・偉業を成し遂げるには 計画と焦りが必要

・人から切迫感と大志を奪うだけで 絶対に何も起こらない

・多くの物事を30代まで後回しにすると、30代でのプレッシャーは 巨大なものになる

・全てを30代の間にまとめて行うのは 単純に困難かつ多くのストレスが 伴う

・「アイデンティティ・キャピタルを築く」
 とは 自身の価値を高めるようなことを するという意味

・ 今こそが やってみたいと思っていた
 国際的な仕事やインターンシップや 起業などをすべき時

・新しい交際相手は 必ずと言っていい程 内輪のサークルの外にいる

・20代の半数は 無職か不完全雇用の状態

・ゆるい繋がりこそが 後者の集団に入る方法
 近所の人の上司に 接触することが 公募されない職に就く 手段

・仕事と同様に 恋愛に対しても 意識して行うべき

【感想】
20代のうちに覚えておいたほうがよいこと。20代で人生のほぼ大半が決まってしまう
ということについて説明している動画です。

現代の若者世代は、大学が当たり前になり、就職の枠も狭くなり
自分の価値を見出すことが重要になっています。

ここでキーポイントは
・若者の不完全雇用が多い状況である
・キャリアの初めの数年が将来の年収に大きく影響する
この二つでしょうか。

今の若者にとって厳しい時代であることは変わらず
また今が大事な時期であるということも事実であるということ。
仕事がないと、収入を得ることができない。
結婚もできず、子供も作りにくい。家のローンも組む時期も遅れる。
それが30代、40代へと大きな影響がでて、収入の違いとして出てくる。
そういうときだからこそしょうがないで済ますのではなく
意識して将来のことを考えて物事を進めないといけない。

しかし、こういうときこそ新しく革新的なライフスタイルが生まれるのを期待したい。
若者同士がネットワークを構築して起業するというスタイルや
個人が個性を活かして自分で収入を得るというスタイルや
職場だけなく、ネットを介して人付き合いへと発展していくスタイルなど
少しまでは邪道なライフスタイルかもしれないが
今の時代にあった各々が幸せになるために常識が変化していく。
そういう時期に来ているかもしれない。

選択のパラドックスについての英文日本語訳と感想

Barry Schwartz: The paradox of choice
バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて
http://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice

【キーワード抜粋】
・私達の個性というドラマチックなものでさえ、選択できることに成っている

・物質的なことも生活に関わることも 人生の全てが選択に集約されている

・全ての選択には二つの効果がある

・開放感ではなく無力感を生む

・50件の投資信託を提示すると、5件提示した時と比べて 10%少ない社員が参加

・どれを選べばいいのか決めるのが難しくなり 後回しにしてしてしまう

・選択肢が少なかった時と比べて、決断の結果に対して 得られる満足度は低い

・選択肢が増えれば増える程、自分が選んだオプションに対し、 不満を感じやすい

・多くの選択肢を検討しなくてはならないと
 選ばなかった選択肢の良いところを 想像し
 選んだ選択肢に その分不満を持つ度合いが多くなる

・機会費用は、我々の選択が例えどんなに良いものであっても
 その満足度から 差し引かれていく

・人々の生活に選択肢を増やすことは、それらの選択肢に対する期待値を増大させることを 余儀なくさせ
 結果が例えいいものだったとしても、その満足度をより少なくする

・良い意味での驚きというものはあり得なくなっている
 我々の期待値が天井知らずになってしまったから

・幸せを得る秘密とは 期待値を低く持つということ

・人々が決断を下す時、またその決断がたとえいいものであったとしても
 足が得られなかったら、自分自身を責める

・鬱病や自殺が爆発的に増えた。
 人々の期待値が多きすぎて その結果、経験が不満足なものになってしまっている点に 起因している

・選択肢の多さが我々に繁栄をもたらすという地点を とっくに通過してしまった

・高価で難しい選択肢が役に立たないだけではない 実際には危害を加える

・我々の社会において多くの選択肢を可能にしているものを
 選択肢が少なすぎる 社会に移す事ができたとしたら
 選択肢の少なすぎる社会の人たちの生活が向上するだけでなく
 我々の生活も向上する

・経済学者が言うところのパレート改善

・収入の再分配は、貧しい人たちだけでなく、全ての人たちを幸せする
 

【感想】
選択のパラドックス。選択を増やすことは自由を持たせ人を豊かにするが
多すぎる選択は逆に人を不幸にするという矛盾点について説明した動画です。

気になるポイントは
現代人の鬱病や自殺が爆発的に増えたのは選択の増大により
期待値が多すぎて自分を責める結果になっているという考えです。

特にそれは、慎重な性格だったり、完璧主義者、考えすぎ、悪くいうと優柔不断
といった人に多くなるのではないかと思います。
選択が多いほど考える量が多くなり、脳を消耗させます。
期待値を良くしようとするとそのプレッシャーが重荷になります。
しかし、選択のパラドックスから完璧な選択はできません。
現代のようなオプションが多く、選択が多い時代において
生きにくい人種なのかもしれません。

まずはそれを自覚するということが大事かと思います。
考えすぎない、期待を持ちすぎない。完璧でなくても良い。
悪い結果になった感じても自分を責めすぎない。
ネガティブに考えるのではなく、ポジティブに考えること。
そういった考え方を持つ必要があると思います。

また、選択が少なすぎるのも不幸であると言っています。
これは、発展途上国といった豊かでない国を指しています。
選択できるということは資金や自由において余裕があります。
収入の再配分はそういった点を考慮すると
全ての人を幸せにするという意味が理解できます。

多くの選択の中で後悔を減らす方法はないのだろうか?
自分なりに考えてみると
まず、選択はできたほうがいい。でも後悔はしたくない。
その中で選択数を決めるというのが良いのではないでしょうか?
わかりやすく、メインと、予備。2つまで選択できる。

商品の売り方として
高いものをひとつ売り込むのではなく
少しランクを下げたものを、2つ選べるようにする。
売り手としては、利益率を考えてイチオシの商品を売りたいという考えがあります。
しかし、買い手としては、ひとつに搾られると選択が難しく手を出しにくくなります。
これは買い手の性格にもよりますが、とくに優柔不断、迷っている方には
2つ、メインと、予備の2つの選択をさせると
お互い満足できる結果になるんじゃないでしょうか?

不時着事故から学んだ三つのことの英文日本語訳と感想

Ric Elias: 3 things I learned while my plane crashed
リック・エリアス:不時着事故から学んだ三つのこと
http://www.ted.com/talks/ric_elias.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/ric_elias

【キーワード抜粋】
・もう 人生で 何も後回しにしたくない
  そういった切迫感と決意から 私の人生は大きく変わりました

・大切な人との時間を どうでもよいことで 無駄にした という後悔

・人生から負のエネルギーを排除することにしたらずいぶん楽になりました

・私が優先するのは 正しさより 幸せ

・人生で大切なことは一つ それは 良き父であること

・長い人生 そのうちやるつもりだったことの どれをやりますか?

【感想】
死に直面し奇跡の生還を遂げた人が、人生において何が重要かという点について
事故を境に変化した考え方を説明している動画です。

1週間後に死ぬとわかったら何をするでしょうか?
それほど多くのことはできませんが、身の回りを整理して
大切な人にメッセージを残して、後悔の念や感謝の言葉を文章にするかもしれません。
できなかったことを羽を伸ばしてやるかもしれません。
世界旅行にでもいってみようと思うかもしれません。
あーすればよかった、こうすればよかった。
1週間あればそれらはいくらか出来ると思います。

では、5分後死ぬとわかったらどうするでしょうか?
考えて見ましょう。

とりあえず紙とペンを探し、家族への感謝のメッセージを書き込みましょうか。
ここに多くの時間を費やすと思います。といっても3分程度でしょうが。
あとは、家電の電源を切って、部屋の散らかり具合を見ながら
毎日部屋を綺麗にしとけばよかったなあと思います。
あとは、1杯飲み物を飲みたい。コーヒーかお茶でも飲んで。

こう比較すると、自分のエゴや負の考えを持てる余裕、時間があると
そればかりを考えてしまい、やるべきことができなかったりするのではないでしょうか。

人生も長いと考えると、多くのひとはそう考えてると思いますが
やるべきことを後回しにしたり優先順位を下げて考えがちです。
欲望や願望それを満たそうと必死になりすぎて
本当に自分がしかたったことが後回しになってしまっている。
必要最低限でも良いと思うのです。
よく生きているだけで、健康でいるだけで幸せと言いますが
些細なことが重要でありそれに日々幸せを感じることが
人生を後悔せずに生きていく考え方なんだと思います。

あなたの知らないオーガズムに関する10の事実の英文日本語訳と感想

Mary Roach: 10 things you didn't know about orgasm
メアリー・ローチ「あなたの知らないオーガズムに関する10の事実」
http://www.ted.com/talks/mary_roach_10_things_you_didn_t_know_about_orgasm.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/mary_roach_10_things_you_didn_t_know_about_orgasm

【キーワード抜粋】
・胎児の子宮内マスタベーション

・私の知る中で一番面白いケースは ある女性で
 歯を磨く度にオーガズムに達してしまうという人

・思考のみでオーガズムに達する事のできる女性

・死んだ人にオーガズムを 引き起こすことは可能

・性交後一時間以内の女性の息からは かすかに精液の臭いが確認できる

・難治性しゃっくり治療法としての性交の可能

・精子が作られてから一週間以上 体内に留まった場合
 精子に異常が生じて 卵子へのヘッドバンギング つまり侵入が難しくなる

・ブタを性的に刺激しておくと 分娩率 これは生まれる子ブタの数 6%上昇

【感想】
オーガズムに関する少し変わった知識を説明する動画です。
人間から動物まで、普通のひとは恐らく知らないようなオーガズムの経験を語ってくれます。

オーガズムというのは生理現象みたいなもので
理由はわからないけどなぜかやってしまうような
遺伝子に組み込まれた行動や感覚、感情といったもの。
理屈はわからないけど恐らく遺伝子をよりよく残すためというのが理由でしょう。

この中で少し気になったのはしゃっくり治療法です。
しゃっくりとは確か横隔膜の痙攣が起こっているという状態だったと思いますが
とにかく、性行為を行うことで治ったわけです。
これは正確には恐らく、性行為を行ったから治ったというわけではなく
性行為をするために、自己治癒なのか体がそのままではダメだということで
しゃっくりを回復させたのだと思います。
心臓は意識しないでも動きます。しゃっくりも止めようとおもっても止まりません。
でも性行為を行おうとすると治ってしまったのです。

これは、例えば他の病気にも効くのかもしれませんね。
恋愛時に活動が活発になったり、元気がでたりするのはこれに関係するのでしょう。
いま流行りの欝病といったものも恋愛から性行為への過程で治るのかもしれません。
(保障はできませんが)

音楽と情熱の英文日本語訳と感想

Benjamin Zander: The transformative power of classical music
ベンジャミン・ザンダーの「音楽と情熱」
http://www.ted.com/talks/benjamin_zander_on_music_and_passion.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/benjamin_zander_on_music_and_passion

【キーワード抜粋】
・実際は音痴などあり得ない

・リーダーの特徴の一つは、指導を受けている人たちが
 リーダーのどんな夢でも実現する能力があると
 信じて疑わないこと

・クラシック音楽は、みんなの、万人のもの
 クラシック音楽はみんな大好きなんだ! それに気づいてないだけなんだ

・指揮者は自分のパワーを、他人を力づける能力に依存している
 私は自分の仕事が他人の可能性を目覚めさせること

・もし彼らの眼が輝いていれば、うまくやっているということ
 眼が輝いていなければ、自分に質問しなくてはいけない

・私は「成功」の定義を知っています
 輝く眸が、いくつ自分の周りにあるか、です

【感想】
指揮者が音楽を通じて経験して得たこと、クラシックを誰もが好きになれること、
リーダーの考え方、チームとしての成功の定義などを説明する動画です。

指揮者は、オーケストラとして演奏するまでに
指揮者が考えている音楽を奏でるように演奏者へ指導します。
何十人も演奏者がいて1つの音楽を作り上げるためには
その演奏者が指揮者を信頼し、指揮者はその個人にあった適切な指導をしなければならない。
そこにはリーダーとしての指導力や人を見る目といったものが必要とされます。

リーダーに必要ですべきことというのは、相手に実現可能であると信じさせること。
ここでは、それを確認するのに目の輝きを見ればわかると言っています。

成功の定義という部分でも語っていますが
仕事においてもチームと言う形でリーダーと部下がいますが
たとえうまくいかなくてもそれを部下の才能や能力の責任にしてはいけないということです。
もしあなたがそういう立場であれば、部下の目を見てみてはいかがでしょうか?
希望に満ちた目をしていれば、あなたは適切な指導をしているということですね

2013年11月13日水曜日

教育に革命を!の英文日本語訳と感想

Sir Ken Robinson: Bring on the learning revolution!
ケン・ロビンソン卿:教育に革命を!
http://www.ted.com/talks/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution

【キーワード抜粋】
・環境の危機はもう一つある。人の環境の問題

・私達は自分の才能を うまく生かせていません
 大多数の人は人生において 自分の才能が何なのかわからず
 そもそも才能があるとも思っていません

・自分の仕事を 楽しめない人が大勢います
 を黙々と 耐えて生きるだけ。仕事から喜びを見いだすことはありません

・一方で 仕事が大好きで 他のことをするなんて考えられない人もいる
 実際は このような生き方の人は少数派

・大きな原因の一つは 教育にある

・教育はある面で多くの人を その持って生まれた才能から 引き離すものだから
 人の才能は天然資源と同じで 深い場所に埋もれている

・才能が現れ出る状況を作る必要がある

・教育の「進化」ではなく 教育の「革命」

・大きな問題になるのは 「常識」という  とてつもなく強い力

・教育においても 私達には囚われていることがある

・スタートして規定のコースを走り すべて正しくやればあとの人生は安泰という考え
 しかし、人生は一本道ではなく もっと絡み合っているもの

・自分の才能を追求する中で 成長の助けとなる周囲のものと 共生的に生きている

・教育の最大の山場は 大学に入ることだと思っている

・重要な課題は 能力と知性についての私達の考え方を 再構築すること
 一本道という考え方に問題がある

・もう一つの問題は画一性

・ファーストフードが私達の肉体を蝕むように 教育が私達の精神と活力を蝕んでいる

・一つは 人間の才能は途方もなく多様性に満ちている

・情熱が大切。精神と活力をたぎらせるものが大事。

・多くの人が教育を見限るのは 教育が心の糧にならないから

・教育を 工業的 製造業的モデルから 脱却させる必要がある

・人がその才能を花開かせるのは 機械的で自動的なプロセスではなく 「有機的」なプロセス
 人の成長の結果を予言することなどできない

・個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切

・教育は 工業的なモデルから 農業的なモデルへと変わらねばならない

・毎日 世界中で 子供たちが私達の足下に夢を広げている
 私達はその上を優しく歩まねばならない。


【感想】
現在の教育の主流である大学へ入学するためだけの教育方法の問題点を指摘して
その改革をするべきであると、またその将来像を述べている動画です。
重要なキーワードが多いと感じました。

とりあえず大学まで無難に進学し進路を決定しようとしている人が
専門スキルや実績を求められてなかなかうまく事がすすまない。
とりあえず熱心に多くの有名企業の面接を受けて企業に就職した人が
なぜこの仕事を選択したのか自問自答している。
時代の変化からそういった人が増えているのではないでしょうか?
そういった悩みをもった人にはこの教育に関する動画には
共感できるものがあると思います。

今の教育は、大学に進学するためだけの教育システムになっている。
主要5教科、副教科的なものも含めましょうか。
それでもせいぜい10程度の科目でしょう。
多様化した現在では、人の能力をこの少ない科目で完全には評価できない。
そして、現在に求められてきているのはそれ以外の能力であるということ。

あと、大昔は英語の科目なんてなかったですが
今は小学生からあるみたいですね。ただ、それでも遅いくらいだと思います。
いまはネットで海外といつでもコミュニケーションが取れる時代です。
海外との交流はビジネスや趣味、生活の中にまで普通に行われるようになる。
その際に、大学進出の為だけの英語力では不足だと思います。

この動画でてきたキーワードの中でさらに重要と感じた言葉について
「人間の才能は途方もなく多様性に満ちている」
「個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切」
この二つが今後の教育の改革の中に取りいれていくべき内容でしょう。
それは非常に難しいものだと思います。新しいパラメータを作る必要があるかもしれません。
人間性?情熱?集中力?協調性?など。もっとあるかもしれません。

最近よくコミュニケーション能力というのが言われますが
それもひとつの教育の対象となる項目でしょう。
しかし、だからといって人は教育すべきである。
コミュニケーション能力は高くないといけないといったものでもありません。
改革していくのは難しいと思いますが、今後こういった運動は必要となってくるでしょう。

30日間チャレンジ の英文日本語訳と感想

Matt Cutts: Try something new for 30 days
マット・カッツの30日間チャレンジ
http://www.ted.com/talks/matt_cutts_try_something_new_for_30_days.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/matt_cutts_try_something_new_for_30_days

【キーワード抜粋】
・自分の人生に加えたいと いつも思っていたことを取り上げ
  それを30日間 試しにやってみる

・30日というのが 新しい習慣を身に付けたり
 ニュースを見るといった 何かの習慣を絶つのに ちょうど良い長さ

・月日がいつの間にか過ぎ去っていくかわりに ずっと記憶に残る

・困難な30日間チャレンジをやる中で 自分に対する自信がつく

・コツは その日のノルマを書くまでは寝ない

・小さな持続可能な変化であれば 続けられる。
 それは身につく

【感想】
何かを習慣付けて自分を変えて行きたい人に参考になる動画です。
動画も短く、やり方は非常に簡単ですぐチャレンジすることができます。

ただ30日間続けるだけということですが
これは科学的に調べるともっと深いものになると思います。
まあでそれは置いときましょう。

最初は辛かったり難しいことであっても繰り返しやることで
少しずつ楽になったり、簡単にこなせるようになります。
それを継続することでそれが脳に神経伝達をしやすくさせるのか
身につくという段階までもっていくのでしょう。

些細なことであってもそれが自信につながります。
そしてそれは少しずつ自分を変えることになります。

英語も同じだと思います。
聞き取れない、難しい単語ばかりで理解できない。
でもThis is a pen. なら誰でも聞き取れるし、わかるでしょう。
なら聞き取りや、単語暗記を継続して少しずつ段階をあげていけばいい。

最初は聞き取れなかったり、わからない単語ばかりで
自信がなくなり目標が果てしなく遠いものに感じるかもしれません。
でも誰でも最初はそうでしょう。才能が無いわけではなりません。
わからない単語は誰でもわからないし、聞いたことがない英語はわからないのです。
だから、継続して少しずつ段階的に目標して達成していけば
少なからず最初よりは上達しているはずです。

このブログもこの動画と同じような考えでチャレンジしています。
ただTEDの動画を見て感想を書くだけです。
自分で決めたTEDの動画を見つつ、単語を調べて、理解して感想を書き終えたとき
このブログを始める前よりも進歩して変わっていることでしょう。

皆さんも同じように何か自分の目標に関係することで
些細なことでもいいので継続してみてはいかがでしょうか。

ブレインマジックの英文日本語訳と感想

Keith Barry: Brain magic
キース・バリーのブレインマジック
http://www.ted.com/talks/keith_barry_does_brain_magic.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/keith_barry_does_brain_magic

【キーワード抜粋】
・ブレインマジックとは心理的効果と 読心術効果を扱うマジック

・第六感の錯覚を作りだすために ことばの力
 ことば騙し 非言語コミュニケーション その他の様々な技術を使います

・やり方さえわかれば 人の知覚操作がどれだけ簡単かわかる

・マジックとは どこに意識を誘導するか ということ

【感想】
マジックです。
TEDではこういったショー的なものも取り上げているようです。
難しい言葉を使って解釈すると
脳を騙すために様ざまな技術を使い、意識を他に誘導すること
について実証しているような動画でしょう。

何が起こっているのか、どういう理屈なのかを考える。
ひらめきにつながるものがあるかもしれませんね。
また、意識を誘導したり、思い込ませて錯覚させるという意味では
格闘技やスポーツといった人相手に役立つ戦術に取り込めるかもしれません。

マジックは実際はタネがあるのですが
やはり誰もがわかるような構造にはなってないでしょう。
どちらかというと我々一般人が知らないような最先端技術を取り入れたもの
もしくは、自然現象を利用したものといったものが使われると思います。

例えば、車なら最新技術の自動操縦技術を使っているととか
コーラ瓶の底を割れた奴は些細な内側の衝撃で割れるような自然現象を利用しているとか
釘があるかどうかは金属探知機であってそれなんらかの形で感知できるマイクロ装置を身に着けていたり
実は、4つのプレートの中で釘のプレートだけ分かるような傷があったり

何にしても思い込ませる、錯覚させるというのが肝なんでしょうね。

2013年11月8日金曜日

裸足の大学の英文日本語訳と感想

Bunker Roy: Learning from a barefoot movement
バンカー・ロイ:「裸足の大学」から学べること
http://www.ted.com/talks/bunker_roy.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/bunker_roy

【キーワード抜粋】
・私は貧しい人々が持つ 卓越した知識や能力を 身を持って知りました

・貧しい人々が大切にしていることを 取り入れる大学

・インドで唯一 博士号や修士号を持つ人は 入ることができない大学
 裸足の大学に入れるのは 役立たずや失敗者 脱落者といった人たち

・コミュニティに役立つ技能を持つことを示し
 コミュニティに奉仕しなければなりません

・プロフェッショナルとは 能力と自信そして信念を 兼ね備えた人

・契約書はありません。20年間いることもできますし 明日去ることもできる

・ここは物事を試し アイデアを生み出すための場

・教師が学び手になり 学び手が教師になる 唯一の大学

・修了証を発行しない唯一の大学

・読み書きができない 12人の裸足の大工が 1平方フィートあたり1.5ドルで建てた

・裸足の大学は 完全に太陽で電気を起こす唯一の大学

・パネルを設置したのが 8年間の初等教育しか受けていない ヒンドゥー教の僧侶
 私が知る中で 世界の誰よりも 太陽光発電のことをよく知っている

・私たちは屋根から雨水を集めています
 無駄にされる水はほとんどありません

・世界で最善の コミュニケーション方法は女性に話すこと

・3人の女性がアフガニスタンの村で 太陽光発電を始めた。
 この女性は 55歳 並外れたお婆さん

・私が伝えたいのは 解決策を外に求める必要はないということ
 どんな場所でも 身近な人が解決策を持っている。

・はじめに彼らはあなたを無視し  次に笑い
 
・5年ごとに 選挙を行います。今の総理は12歳です 。
 朝は20匹の山羊を世話していますが夜には総理大臣になります。

・「はじめに彼らはあなたを無視し 、次に笑い
 そして戦いを挑んできます、そしてあなたは勝利します」
 人形を使ってやり取りをする

・太陽光で村に電気を起こすという この分散型でわかりやすい取り組みを
 ラダックからブータンとの国境まで インド各地で行ってきました


【感想】
この大学の素晴らしいところは、実際に活用できるスキルを教えてそれを実践しているところでしょう。
知識は知っているだけでなく誰かの役にたって初めて効果をなすものだと思う。

あとはチャレンジ精神。
読み書きができない、基礎教育を受けていないと聞けば
普通なら何か大きな役割を任せようとは思わないのが普通でしょう。
でも、見た目や肩書きだけで判断するのではなく
実際にやらせてみて、実践していけばなんとかなるのである。
必要な知識はわからないときにその都度学習すればなんとでもなる。
やる前から無理と判断してしまえばずっとできないままである。

日本の大学の場合、大学卒業が目的となっている。
単位を取って卒業されすればいい。
大学で高度な学問、知識を学んでいるというのに
それを実験、実施して他の人に役に立てるような機会に
なかなか巡り合わないのが現実でしょう。

ここでプロフェショナルとは能力と自信そして信念を 兼ね備えた人間とあります。
知識だけもっているだけでは~できる能力とは言いにくい。
また知識を活かして成功した経験がなければ自信がつかない。
興味をもち継続した体験をしなければ信念も生まれない。

今の大学は学者を育てる構造になっていると誰かが言っていましたが
プロフェッショナルを育てる構造にはなっていないということでしょう。
小難しい学問は苦手でも、実践形式で太陽光パネル設置するのには
興味が持てる人もいると思います。
そういったプロの卵の人を育てる裸足の大学が必要だと感じました。

2013年11月7日木曜日

シングルストーリーの危険性 の英文日本語訳と感想

Chimamanda Ngozi Adichie: The danger of a single story
チママンダ・アディーチェ: シングルストーリーの危険性
http://www.ted.com/talks/chimamanda_adichie_the_danger_of_a_single_story.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/chimamanda_adichie_the_danger_of_a_single_story

【キーワード抜粋】
・物語に対する 我々や 特に子どもの感受性の強さと、影響を受けやすさ

・唯一のものとして 繰り返し人に見せられ 作られていく

・どのように 誰が いつ どれだけの話を語ったのか それは影響力に左右されます

・影響力とはある人の話を語るだけではなく その人の完全で正確な話を作る才能のこと

・我々人間の平等の認識を困難。我々の類似点よりも 差異を強調

・否定的な話のみを強要するのは 自分の経験を打ちひしぎ 私を作り上げた他の話を 見落とすことになります

・一番簡単なのは “第二に” から始まる― 彼らの話をすること

・シングルストーリーは固定観念を作りだします

・固定観念の問題は 忠実でないことではなく 不完全

・ある場所や人の話すべてに 関与せず それらに誤りなく関わるのは 不可能

・シングルストーリーの結果は “人間の尊厳を奪う”

・物語とは人に力を与え人間味を与えることも出来る

・物語は人の尊厳を砕くことができますが
 打ち砕かれた尊厳を修復する力も持っています

・いかなる場所にもシングルストーリーなど 無いと気づいたとき
 一種の理想郷を取り戻します


【感想】
海外に行けば当然自分は日本人として見られる。
海外から見た日本人のイメージはどのようなものだろうか。
自分がよく聞くのは、働き者で、勤勉で、お金持ちの国で
マナーがよくて、ロボットのように規則正しく生活し
時に、海外の貧しい国々へ支援したり寄付を行ったり、
先進国として大きな貢献をしているのではないだろうか?

実際はどうなのだろう。
日系企業が海外に進出し、各国の労働者を低賃金でやとい
労働環境もそれほどよくなく、お金に物を言わせて、独占的な商売をしているかもしれない。

国内では支援や、寄付といったニュースを良く聞くが
実際に貧しく困っている人へ届いているのだろうか?
ただの自己満足だと思われていないだろうか?

マナーがよくルールを守り勤勉であるということについて
創造性がなく、自主性もなく、主張性もない民俗といった形で馬鹿にされているのではないか?

グローバル化したとはいえ、日本には周りに日本人しかいない。
耳に入ってくるニュースも日本人が記事を書き、批評、感想を伝える。
そういった意味では、日本人はシングルストーリーの塊ではないかと思う。

と書いてるこの感想も私のシングルストーリーの可能性もあるかもしれない。